Diary
2005-09-11(日) [長年日記]
_ [type2]予備エンジン修理 その2
リークダウンテスター
での計測の結果,1,2番側は開けなくちゃだめでしょってことで作業に入りました.
まずはロッカーアームを外しヘッドボルトを外側から対角線順に緩めていきます.
写真をみると緩めるのにトルクレンチが登場するように見えるますがそうではなくて,
一旦緩めた後,スタッドボルトのチェックのために規定トルクで絞めてみているところです.
絞める時は緩める時と逆に内側のナットから対角線順に絞めていきます.
また,規定トルクはスタッド径により異なります.
スタッド | トルク |
M8 | 2.5mkg |
M10 | 3.0mkg |
ヘッドスタッドのチェックが終了したら,ヘッドナットを外しヘッドを外します.
固着していなければ簡単に外れるはずです.外れない場合もあせらずプラハンで軽く叩いてみてください..
続けて手前のシリンダを外から外していく.これもプラハンで全体をコツコツ叩きながら外します.
あせらずコツコツやるのがコツです.
ヘッドシリンダがはずれたらヘッドスタットをダイスでさらっておきます.
M10の場合はピッチ1.5mm,M8の場合はピッチ1.25mmなのでそれに合うダイスを使用してください.
4番のプラグホールが怪しくなってきていたので修正しました.
エンジンスタンド上ならなんとかプラグをセットできそうですが,車載だと見えにくいので
やばそうな感じがします.せっかくスタンドセットした状態なのでこの際修正してしまおうと.
ま,そんなに酷い状態ではなかったのでタップでさらえば大丈夫でしょう...
というか
プラグホール修正用のリコイルキット
なんて買う金ないです,しかもほとんど使わない14mmなんて...
でもって,なんでかM14/1.25mmのタップが工具箱に入ってたんでまぁやってみようかなと.
本来,ヘッドはぐって作業するとか そうでなくてもせめてスパイラルタップを使うべきなんでしょうが
予備エンジンにしか使う気がないタップを買う気力がありません.普通のタップを使いました,手抜いてます.
で,そのままではいくらなんでもマズイでしょってことで,先日直した 俺が自由に使える掃除機でキリコを吸い取ります. その辺に転がっていた銅パイプをガムテープでグルグル巻きにしたスペシャルアダプター を作成して,プラグホールから吸ってやれば完璧です,たぶん(笑)