Diary
2006-12-23(土) [長年日記]
_ [parts][howto]ピストンの追い込みを考える
脳内妄想の時間です.素人がアホなこと考えてます.
良い子はマネしないように(笑)
94mmピストンが思いのほか重いってのは
ここに書いた通りですが,
実はAAのSlipper Skirt Pistonも重いです.
Muffler Mikeもお気に入りのようなのですが...
手持ちのピストンに対して単品(ピン,リング無し)で計測してみたところ以下のような感じでした.
Mahle 90.5B | 322g |
Mahle 94B | 392g |
AA Slipper Skirt 94 | 386g |
左がAAの94mm, 右がMahleの94mmで,ぱっとみMahleのほうが重そうと感じますが,
それほど差はありません.
左の写真はAAのピストン裏です.
リセスを切ることを考えてその分厚みがあります,厚みは3〜4mm程.
そのためリセスを切る前はバランスがイマイチで,右の写真のように傾いてしまいます.
つまりAAのピストン使うならリセスを切る位 圧縮比を上げましょうってことです(ぇ
そうでないならピストン裏側の出っ張りは削ってしまえってことかと思いつつ,
そんな後ろ向きな考えは漢らしくありませんな(笑)
写真の左がMahle 90.5B, 右がAAのSlipper Skirtです.
AAのほうがピンハイト 1mmほど大きいです.Mahle 90.5Bと94Bもこんな感じなので,
AAとMahle 94Bはほとんど同じとなります(実際に計った感じだと 0.1mm弱AAのほうがピンハイト低かったです).
以下の想像があっていると仮定して
- Mahleのピストンは圧縮比 14位までなら耐えられる
- 94mmにするとパワーが上がるのでピンハイトが高くなっていると
実際には
- そんなに圧縮比を上げない.今10ちょいで,今後もせいぜい11〜12.
- つまりまだまだ余裕じゃん
って感じなので,ピンハイト1mmくらい削っちゃってもいいんじゃない? と思っちゃいます.
1mm削っちゃうので,代りにクランクのストローク2mm増やして84mmにすればポン付けで2332ccの出来上がり(ぉ
AAならピンハイト0.8mm削りでデッキハイト追い込んでさらに圧縮比upもいいんじゃないの〜
なぁ〜んて妄想しちゃうわけです.
こんな感じに日々アホなことを考えているわけですが,上には上がいるもので,
写真はOld-timer No.45のHONDA Z 草レーサー化計画からパクッたもの.
記事のSub titleは「インチキチューナー誕生」なんだけど,ピストン以外にも悪魔のような加工がしてあり
思わず笑って(失敬)しまう,ある意味ハイレベルな記事です.甲賀精英樹氏 GJ wwww
エンジンビルダーを目指しているなら必読,
あなたの背中を押してくれること間違いなしです(笑)
(無断転載なんだが,宣伝したんで許してクレ.)
最後にピストンピン.
写真の左がMahle, 右がAA.
今のエンジンに使っているのはMahle用軽量ピストンピンで今はなきScat Japanで購入したもの.
今でもここ購入可能ですね.
これは超軽量でお勧めです.1本あたりの重さは以下の通り.
長さ | 重さ | |
Mahle Normal | 75mm | 134g |
AA | 63mm | 112g |
Super Lite Weight | 75mm | 94g |
Super Lite,Normalより約40gも軽量で,AAより12mm長いくせに約20g軽量と言うことないです.
ピストンをAAにするなら,Super Lite Weightを63mmに切り詰めて使うのが良いかと.