Diary


2005-08-25(木)

_ [car column] プライベーター その3

「プライベーターはお金かからなくていいねぇ」
って言われることあるけど,そんなことはない.かなり散財している(笑)
そりゃ見掛け上の工賃はゼロなんだろうけど,プロに支払う対価を考えると

  • 時間
  • 工具
  • 光熱費
  • ケミカル代

なんかもあるわけで,プライベーターだからってこれらがタダってわけではない. 当然プロより時間がかかるし,数回しか使わないような工具も買っちゃうわけで 実は赤字なのかもしれない(笑)

「じゃ,やめればいいじゃん」
って言われそうだけど,もはやシャブ中のようにドップリつかっていて やめられそうにもない, 最初はちょっとした作業がうまくいっただけで楽しいもんだったが どんどん純度が上がっていき,
車作って,ドラッグ走って,タイム見て,車作って....
ってやば〜いスパイラルに落ちかけているような気がする(笑)

悪いことばっかり書いたけど,もちろんいいことだってある.
まず,車をどうしたいかってはその日の気分で変るもんだ.
車高にうるさい人ならあと1cm下げたいとか上げたいって思ったり やっぱり前回の高さに戻したいって思ったりするわけだが, そのたびにお店に持っていってやってもらうってどうだろう. お店はあんたの専属メカニックだったらいいが世の中そんな甘くはない. いろんな人の車を納期内に仕上げるべく仕事しているわけで, 緊急度の低い飛び込み作業は後回しになるのは当然だ. また,こちらのオーダー通りに作業してもらっても,車高に不満足な時もあるかもしれない.
そんな時,「早くして」とか「元に戻して」なんて普通の人間ならなかなか言えたものじゃない.
一方,プライベーターは「1cm下げたい」と思った時に下げちゃうことが できるし,気に入らなかったらその場で元に戻すことも可能だ. 責任は自分にあるわけだが,お店の顔色伺いながらオーダーする必要がないってのはなかなか快適だ.

エンジンはさらに条件が厳しくなる.
いきなりお店行って,今積んでいるようなspecのエンジンを作ってくれるところはまず無い. お店の人は俺がどんな運転してるか,できるかを知らないわけでstreet用エンジンならもっと おとなしいエンジンを勧めるんじゃないかと思う.だって乗りこなせないのをエンジンのせいに されたら困りますから.

加えてお店の人はもう何機もいろんなパーツを使いながら組んでいるわけで, 使用するパーツや組み合わせ,仕様に対してある程度こだわりがあるはずだ. もちろん逆に使っちゃいけないパーツや組み合わせも押さえているわけで, 外した仕様のエンジンはなかなか作ってくれないだろう.
プライベーターにはそんな制限は無い.自分の技量,運転技術に合わせて 自分で選んだパーツで自由に組めば良い.
だめなら組み直せばいいし,ブローしたら新しいのを組めばいいじゃん位のノリで 作業するのが良いと思うよ.
実際,今のエンジンは頻繁に仕様変更を繰り返しながらこのspecになった. 最初からこの仕様だったら人間がダメで乗れたもんじゃなかったかもしれない. それ以前にまともにsetupできなかったかもしれない.いやいや組むこと自体無理だったかもしれない(^^;
ブローするまではこのエンジンをベースにまだ仕様変更を繰り返すつもりだ. エンジンは何十年も前のものがベースなのに,いまだに新しいHotなパーツがリリースされるのも んだから半ばエンドレス状態.これがまた楽しいわけ.

お店の人や雑誌やカタログ,インターネットからの受け売りで頭でっかちになって いつまでたっても組めない人,組めば楽になるって!


2007-08-25(土)

_ [type2][Rear]スプリングプレートのストッパー

先週よりはだいぶマシになりましたが,やっぱり暑いです.
そうは言っても夏はもうすぐおしまいです.
自称ドMプライベータ─としては,夏の思いで作りのための作業を行わなくていけない義務みたいなものを感じてしまうわけです(笑)

画像の説明 なにはともあれガッツリ ジャッキアップします.
リアタイヤ外して,サイドブレーキワイヤーをフリーにして...
リア足回りをバラバラにします.
このくらいやらなくちゃ(笑)

画像の説明 画像の説明 画像の説明
スプリングプレート回りです.
真ん中の写真が下側のストッパー.ノーマルより10mmほど追加してます. ドラッグやるなら入れておかないとゴール後ヤバイかもですよ.
で,写真右が上側のストッパーです.錆びているのはぶつかっている証拠かなぁと思います.
スタート時にガッツリ接触→リジット状態→トラクションかからね〜 って状態なんじゃない? なぁ〜んて思っちゃったわけです.

というわけで削っちゃいます.
全部削っちゃっている車もありますんで,キレイサッパリいっちゃう? とも思ったのですが, 単純に車高を低くするならそうするんでしょうかど,うちの車は違うので とりあえず10mm程削って様子をみようということにしました.
で,あたり具合いを見ながら現物合わせで削っていきますので, スプリングプレートを取り外してトーションバーも外しての作業としました.

画像の説明 画像の説明
before, after.
10mm程度の違いなのでわかりづらいですが, ショックの柄の見えかたの違いでわかると思います.
せっかくバラしましたので,明日はいろいろ計測してから組み上げます.
汗だくになれましたので夏の思い出作りとしては適度な内容だったと思います(^^;