Diary
2009-09-05(土)
_ [type2]バルブクリアランスあれこれ
先週のエントリで1.25純正ロッカーにグレードダウンってのを書いたんだけど,これがいがいと調子がいいです.
ここのところのダメ出し効果もあって,やっと普通に走れるようになりました(^^;
まぁ,ロッカーアームがガビガビだったので当然といえばそうなのですが,リフト量が下がっちゃうのでどうしようかなぁと思いつつ,普通に走らせる分んいはこの位のリフト量が気持いいのかもしれません.
で,軽く走らせて温間時のバルブクリアランスを取ったのですが,予想通りクロモリプッシュロッドの時と逆に温間時に狭くなってしまいます.
今回のエンジンではスタッドをクロモリにしたこともあって,以前より顕著に傾向が出ていました(冷間0.1mmで調整すると温間でほとんどゼロ).
簡単にまとめると,以下のような感じだと思います.
クロモリ プッシュロッド | アルミ プッシュロッド | |
膨張率 | 低い | 高い |
バルブクリアランス | 冷間のほうが狭くなる 温間で調整するとゼロ以下になっちゃうことも | 温間のほうが狭くなる |
重量 | 重い | 軽い |
強度 | 高い | 低い |
やっぱりクロモリ好きになれませんが,バルブクリアランスの調整は冷間時にプッシュロッドがギリ回る位のゼロ調整がいいような気がします.限度はありますが,これならシクネスゲージ無くてもできますね.
なかなか奥が深いですが,パーツの材質の組み合わせで特性がまるで変っちゃうので,結局のところ現物合わせでベストなバルブクリアランス値を決めるしかないようです.チューンドなら当たり前って言われそうですが,そういうことです.