Diary
2006-08-16(水) [長年日記]
_ [howto][type2]エンジン脱着の極意 (積み込み編)
降ろし編に続いて積み込み編.
まぁ,一言で書いちゃうと降ろす作業の逆ですってことになるんだけど,それじゃ芸がないねってことで書いてみよう.
- エンジンシールラバーを外します.っていきなり逆順じゃないです(^^:
でも一旦取り外したほうが作業効率がいいんで外しちゃいます. - エンジンをジャッキに乗せて押し込みます.
- 降ろし編の写真に示した赤丸や青丸に干渉しないようにジャッキを調整しながらエンジンルームの中まで移動させます.
- ここでアクセルケーブルをシュラウドを貫通しているチューブに通しておきます.
アクセルケーブルはCB Performanceの#6096 Throttle Cable - Universalを使っています.これかなり長いのでエンジン積み込み途中でも問題なく通せます.余った部分は丸めて結束バンドで止めてオルタネータスタンド裏に隠しています.
純正の針金みたいなやつはすぐヘロヘロになりますが,これなら心配ありません.ちなみに #3153 Cable Endとかは使ったことないです. - メインシャフトがクラッチカバーの中を,エンジンケース下の2本のスタッドがミッションハウジングの穴を通るように位置の調整をしながら押し込んでいきます.
- ある程度押し込めたら,フライホイルのギアとミッションハウジングが平行になるように高さ調整をします.うちではマフラーのフランジ部分にもう一台のジャッキをかけてドレインを支点にしながら調整しています.フランジ部分が支点じゃないので力はほとんどかかりません.
- さらに押し込んでみます.すんなり最後まで入るのは稀なんで焦らなくていいです.
ギアを一速とかににいれてクランクをちょっと回してみます.
メインシャフトのスプラインがクラッチと一致するとスルッと入ってくれます. - エンジン-ミッションを止めている下2本のスタッドのネジ山がある程度でていたら作業の8割が終了したとようなものです.
まずは下二つのナットを止めて,後ろから見て左上のボルトを絞め,エンジンルーム側にまわり右上のナットを止めます.最後に四カ所増締めすればエンジン搭載は完了したようなものです.
後はほとんど順番通りに....
- オイルラインを接続します.
- キャブを取りつけます.
- ガソリンラインを接続します.
- 電気系の配線を接続します.
- エンジンオイルをツッコミます.
- バッテリのマイナスターミナルを接続します.
と,ここまでいったら... - イグニッションONにしてガソリン漏れがないか,燃圧に問題がないか,over flowしてないかのチェックをします.セルはまだ回しません.
電磁ポンプだからできる作業ですね. - プラグを外してセルを回します.油圧計がうごくまでクランキングし続けます.
- プラグをつけていよいよ始動します.
新品のカムに交換していたら2000rpm位を維持して回し続けています. - オイル漏れ等をチェックして問題ないようならエンジンシールラバーを取りつけます.
取り付け溝にCRCを吹いておくと楽です.ゴムを新品にするともっと楽に入りますんでボロなら新品にしてしまうとなお良いです. - リアバンパーを取り付けリアエプロンを取りつければ終了です.うちのはエンジンバーの取り付けも必要ですね.
慣れれば1〜2時間ってところです.
やっぱり特殊な工具や特殊な作業が必要というわけでは無いというのがわかると思います.Let's try.