Diary
2006-02-05(日) [長年日記]
_ [type2][2276cc] ピストン/バルブクリアランスとバルブリフト量の測定
ロングブロック完成っていう写真ではない(笑)
カムもデッキハイトも変えたのでピストンとバルブのクリアランスを計測します.
ということで計測のために仮組しただけです.
カムは今使っているものよりワンランク上でリフト量はもちろんのこと,
作用角も変わっているので,上死点付近でのクリアランスが厳しくなっているはずです.
ということで,ピストン上にネンドを盛り,ヘッドを取り付け規定トルクで締込ます.
最初はバルブクリアランスを1.3mmと大きくとり,クランクを回転させネンドのつぶれ具合いを見ます.
in側の方が厳しくこの時点で4.5mmほどでした.
これなら普通にクランク回す分には干渉しません.
一回目の測定でだいたいのクリアランスとネンドをどれだけ盛れば良いかわかったので,
ネンドの量を最小限にし,バルブクリアランスを0.1mmにして再度計測します.
で,計測の結果は約3mmってところです.このままならリセス切らなくていいかな?
どこまで追い込みかけてよいか悩ましいところですが,いがいと余裕があるもんですね.
さらなる圧縮upを狙ってフライカットするとか,さらに過激なカムにするならリセス切る必要がありそうな感じがします。
続けてバルブリフト量を計測しておきます.
カム単体のリフト量はリフターの作動量で計測し,これはほぼカムのspec通りでした.
で,写真のようにダイヤルゲージをセットして実際のバルブリフトを計測します.
結果は14.6mm.
ロッカーはCBの1:1.4ですが,それ以上ありますね.
計測結果をもとに,どんなspecにするかもう少し悩むことにします.
そのまま組むのが楽なんだけど,どうせいつかはparts変えたり加工したりするんだし...
毎度のことですが悩ましいところです.