Last Modified 2000.10.23

ブレーキ倍力装置の取り付け


by SHIRASAWA Hidetoshi

減色, 縮小しているんでちょっと見づらいですね。 クリックすると拡大図がみれます。でも見づらいですが;-)

これを見ながらマスターバックを取りつけるのはあなたの自由ですが 失敗しても私は責任とりません.


Type2 は車重があるため,倍力装置無しの4輪ドラムブレーキでは ペダルが重く,踏み加減も今時の国産車に比べるとお話にならない ほど悪いです.
そんな状況でしたが九州の VW shop,Dream Bugからブレーキ倍力装置 キットが発売されました.唄い文句には「踏力 50% OFF」とあります し,サーボ自体をマスターシリンダから離して取り付けできるので 設置場所やスペースの問題が解消されます.で,たまたま安く入手でき たので取りつけてみることにしました.
が,大きな問題がありました.かな〜りLow Downしてあるため, リモートサーボユニットを説明書通り付けたのでは,ロード クリアランスがほとんどありません.しょうがないので, 室内に設置してみました.

Front_Adjuster1.jpg インマニにバキューム用の口を取りつけます.
シングルキャブですと,キャブにあわせたアダプターがキットについて きますが,うちのはツインキャブなのでタップ切ってとりつけました.
ハイカム度が低い場合,バキューム用の口は 一カ所に(今回は 3番に)つけるだけ で良いようです.

Front_Adjuster2.jpg エンジンルーム内の配管
インマニ → ワンウェイバルブ → 室内に向けて配管を通します. ワンウェイバルブには向きがあるので注意が必要です.矢印が室内(負圧タンク) 方向になるように取りつけます.また,逆流をふせぐために配管を一度上に 向けるようにします.
エンジンルーム → 室内のラインは付属の銅パイプを使って,燃料タンクのわ きを通します.この時,室内に開ける穴は13mmとなります.

Front_Adjuster3.jpg 負圧タンクの取り付け
もともとシートなんかつけていなかったので適当な位置に取りつけます. うちの Type2 は右ハンドルなのでこんな感じか,インマニの1番から負圧を引いて 負圧タンクを縦方向に付けるのもいいかもしれません.
リアシートが邪魔で取りつけれない場合には付属の説明書にある通り,外に負圧タ ンクを設置し,サーボユニットだけを室内に取りつければ良いです

Front_Adjuster4.jpg 負圧タンクの取り付け(番外編)
yahooオークションで純正セカンドシート(左ハンドル用^^;)を安く手に 入れることができたので,取りつけてみました.

Front_Adjuster5.jpg ブレーキパイプの配管 その1
マスターシリンダ → サーボ と,サーボ → フロントブレーキライン の配管を行うための穴を2つ開けます. この作業は説明書通りでないので当然グロメット等は付属していません. よって,別途入手したグロメットに合わせて穴を開けることとなります.

Front_Adjuster6.jpg ブレーキパイプの配管 その2
こんな感じで室内から出して,ホイルハウス内を通しました.

Front_Adjuster7.jpg ブレーキパイプの配管 その3
ホイルハウスから,マスターシリンダ付近まではこんな感じでパイプを通し ました. この経路なら付属のブレーキパイプで長さが足ります.
また,ブレーキパイプを取りつけるためのネジのピッチは サーボ側とマスターシリンダ側で違いますので注意が必要です.

Front_Adjuster8.jpg マスターシリンダ周りの配管


Front_Adjuster9.jpg サーボ取り付け
運転席の後ろ側に取り付けします.ブレーキパイプが届く範囲に設置してください. 今回はM8ボルト3本と,L字ステーで固定してみました.
設置後,バキュームホース,ブレーキパイプの接続を確実に行ってください.
最後にブレーキラインのエア抜きを行って終了です.


ブレーキペダルを踏むと,マスターバックがきいていい感触です. 実際に走ってテストしてみると,本当にいままでより少ない踏力で よいことがわかりました.軽い力でひきずるような感じでブレーキ ペダルを踏むだけでも結構効くので,安心感が増します.
反面,副作用かどうかはわかりませんが,老朽化したホイルシリンダ が早々にお亡くなりになりました(^^;; きっと寿命だったのでしょう.
次はディスク化ですね.
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