Last Modified 2000.02.19

Type2 Front Low Down HOWTO2


by SHIRASAWA Hidetoshi

減色, 縮小しているんでちょっと見づらいですね。 クリックすると拡大図がみれます。でも見づらいですが;-)

これを見ながらType2のLow DownにTryするのはあなたの自由ですが 失敗しても私は責任とりません。


フロントのLowDownは乗り心地はもとより,タイロッドとフレームとの クリアランスやタイロッドエンドの負担を考えても ロワードスピンドルを用いるのがbest です.スピンドルを変えることにより3.5inch車高を下げることが可能 ですが,タイヤサイズによってはフェンダーとタイヤのすき間がめだったり, バンプ時にフェンダーとタイヤが擦れる状態でも,地面と車体との クリアランスが大きかったりして,もう少し下げたいなぁと思っている人も 多いのではないでしょうか.
解決方法として,「トションバーを数本抜く」 と 「アジャスタを取り付ける」 があります.前者は比較的容易に実行できる反面,何本抜けば良いか把握 するのが困難だったり,乗り心地も悪くなります. 後者は乗り心地をそれほど損なわない反面,トーションビームの取り外し が(Type-1と比べて)困難だったり,L字のスイングレバーがトーションビーム に付いているためにトーションバーをフリーにするのが困難であり, そのため工賃が高いという欠点があります.
どちらの方法も一長一短ですが,仙台の VW shop Bug-Bug(022-246-6464) でType-1,Type-2のアジャスタ取り付け作業を部品代込みで 20000円 で開始しました. Type-2 の場合,アジャスタ取り付けだけで 80000円 ほどかかるのが通例 ですから利用しない手はありません.
ここでは,Type-1 に比べ面倒と言われるビームの脱着作業を中心に書きます. 遠方の方でも,ビームを降ろしたら Bug-Bug に送付し,アジャスタを取り付け て送り返してもらえばOKです.

トーションビームを降ろさなくてはいけないわけですが, Type2の場合,サイドブレーキワイヤ,シフトロッド,クラッチケーブル, スピードメータケーブル等が上下のビームの間を走っているので,こいつら を外さないといけません.

Front_Adjuster1.jpg まずは13mmのボルトを二本外しシフターを外します. 続けて サイドブレーキワイヤを止めている10mmのナットを取り外し,ワイヤを フリーにしておきます.
さらにジャッキアップしてクラッチペダルとクラッチワイヤを切り離します.
スピードメータケーブルは左フロントのEリングを外し,バックプレート側 から引き抜けば取り外すことができます.

Front_Adjuster2.jpg 次にショックやタイロッド,スピンドル等の取り外しにかかります. この辺はロワードスピンドルのページが参考に なるはずです.今回はスピンドルを交換するわけではないのでドラム周りは そのまま何もしません.

Front_Adjuster3.jpg ドラックリンクとL字のスイングアームを分離します.
19mmのロックナットを緩めたらあとはタイロドエンドプーラーを使用して はずします.写真ではロックナットを外しただけにみえるかもしれませんが, 実は外れています.スイングアーム側だけを外しただけではドラックリンクが ボディの干渉ぢて完全に分離ことができません.が,このままビームを降ろせ ば大丈夫です.(ビームを積む時は,積む作業を行いながらドラックリンクの エンドをスイングアームに差し込むようにすることをお勧めします.)

Front_Adjuster4.jpg シフトロッドを取り外します.
Type2の場合,シフトロッドは二分割構成になっています. ビームを降ろす時はフロント側だけ取り外せばOKです.
まずは,固定及び位置決めを行っているワイヤーロックされている 頭が4角の螺を外します. 写真は頭が4角の螺を外しカプラーをずらした状態です. フロント側のロッドにリアのロッドを差し込む構成になっております. かなり錆びていて,そのままではびくともしませんでしたが, バイスグリップ等で前後をはさみ,ひねり回せば分離できます.

Front_Adjuster5.jpg シフトロッドの前半部分です.
せっかく外したのでシフトロッドブッシュを交換しておくのもいいかも しれません. 一旦,シフトロッドハンガーをロッドと分離し,ハンガーにグリスを塗ったブッシュ, スナップリングをセットし,ロッドに通していくと結構簡単に交換できます.

Front_Adjuster6.jpg いよいよトーションビームの取り外します.
ここまでの作業により,左右各4つのボルトを外すだけでビームを 降ろすことができます. 特殊な形のワッシャーは取り付け位置が決まっているので,マーキングして おくと良いでしょう.

Front_Adjuster7.jpg 降ろしたトーションビームです.
各アームは19mmのロックナットを緩めてから,8mmの6角レンチでイモネジを外し ハンマーで叩けば抜くことができます.
L字のスイングアームはロックワッシャを起こし,17mmのボルトを外せば OKです.スイングアームを外すとセンターピンも簡単に抜くことができます.

Front_Adjuster8.jpg 必要無い部品をすべて外した状態です.
グリスや泥で非常に汚れているので少しはきれいにしておきましょう. この状態までできたら BugBug に発送します.

Front_Adjuster9.jpg アジャスタ装着後.
アジャスタはバーグで扱っているようなタイプで,ビームを切断しません. アジャスタで最大約4inch落すことができるそうです. ロワードスピンドルと併用するので,アジャスタの位置を真中位とし, さらに 2inch ほど落してみることにしました.

Front_Adjuster10.jpg 組み立て
あとはばらした時と逆の手順で組み立てていきます.
写真はアームやスイングアーム,ステアリングダンパーを装着した 状態です.ここまでできたらビームにグリスを注入します. 上下のアームの間にあった,バンプストッパーがあると いくらアジャストしても車高が落ちませんので切断されています.
すべて組み上がったらトーインを調整して終りです.

Front_Adjuster11.jpg こんな感じになりました.写真は 14inch ホイルに 175/60タイヤを 履かせた状態です.もちろんまだ落すことは可能ですが,これ以上落すなら ビームをナローしたりステアリングギアボックスを上に上げる加工等を施し たほうが良いでしょう.


mail.gif home.gif