Diary

_ [car column] プライベーター その1

異論/反論はあるかもしれないけど，車関係でプライベーターというと， 自分の車を自分でイジくりまわしてしまう人間のことを指す．
生業が車関係に遠いほど純度が高く，エンジンをはじめすべてを自分で やってしまうほど純度の高いプライベーターと言える(笑)
ド素人が車イジくって公道走らせるもんだから，世間一般的にみればアウトロー な〜んて言われるならまだしも，ダメ人間の象徴に見えるかもしれない．

俺も自称そのダメ人間の一人なんで，エンジンや足回りを組んじゃうわけで， さらに独りでやるもんだから，先に書いたことと合わせて今風にいうと 「純度の高い引きこもりプライベーター」でわかりやすく書くと「どうしようもないダメ人間」だ(^^;

今日はどうしてこんなダメ人間になったか書いてみたいと思う．
今の車が家にやって来たのは1991年， 時はバブルはじけたころ．当時新人だった俺の給料はたかがしれているわけだが， 雑誌に載っている車のようにカッコ良くしたいって思うわけ．若かったし．
車は1965年式と自分より年上だ． 年上の愛車は俺の給料にお構い無しに壊れる時は壊れる．
そんなこんなで，「金が無いからプライベーター」と後ろ指さされるような理由で 車をイジくりはじめたのがダメ人間への第一歩だったんだなぁ．

車屋さんからみれば，なめた話でご立腹な方もいるだろう． でも，愛車を想う気持を暖かく見守ってほうしぃなぁ．．．な〜んて最近思うようになった． ちなみに「工賃が高いからマケロ」とか言ったことは無いよ． 俺も生業ではプロ意識もって仕事しているんで，その辺は心得ているつもり．

俺と同じ気持でこれからプライベーターになろうかなぁと思う人へ．
車は凶器にもなることを忘れないで(って，激しく自戒をこめて)． 時には何やってもダメどころか作業するほどマイナスって時もあるだろうけど， あせらずコツコツと勉強して論理的に攻めれば出口が見つかる時が多いです． すぐあきらめないでがんばろう(これも自戒をこめて)．

俺はプライベーターが大好き．プロが嫌いってわけではなくて，プロは それで飯食っているわけで，尊敬している．
でもプライベーターと，プロではありえない(言えないともいうかしれない) 失敗を話している時なんか最高に楽しいね〜．